デリケートゾーンのお悩み相談室

2021.09.09

デリケートゾーンのにおいの原因とは?ケアの方法についても紹介

デリケートゾーンにまつわる悩みとして挙げられる「におい」。

この記事では、デリケートゾーンのにおいの原因、お手入れの方法について紹介していきます。

デリケートゾーンのにおい対策としてできることについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

デリケートゾーンのにおいの原因とは?

デリケートゾーンのにおいについて、「しっかり洗っているけど、なぜか臭う」と悩んでいる方もいるかと思います。

デリケートゾーンの気になるにおいは、次のような原因によって発生してしまいます。

 

外陰部の汚れ

トイレを済ませた後、トイレットペーパーで拭き残しはありませんか。きちんとトイレットペーパーが外陰部に残っていないか確認している方は少ないのではないでしょうか。

経血や尿の拭き残しがあると、それがデリケートゾーンの嫌なにおいの原因となってしまいます。

また、汗や皮脂もデリケートゾーンの気になるにおいの原因となっています。

 

体臭

体臭が強いとデリケートゾーンのにおいも強くなる傾向にあります。

体臭の強さは食生活が大きく影響しています。食生活が乱れている方、アルコールや辛いものなど刺激が強いものが好きな方は要注意です。刺激物ばかり好んでいると体臭が強くなると同時にデリケートゾーンのにおいも強くなってしまいます。

 

陰毛に付着した汚れ

尿や汗など、陰毛に付着した汚れもデリケートゾーンのにおいのもととなってしまいます。

生理時には尿・汗に加え、経血も付着するため、いつも以上ににおいが強くなる傾向にあります。ナプキンをこまめに交換したり、専用のソープで優しく洗い流してデリケートゾーンを清潔に保つことを心がけるようにしましょう。

 

デリケートゾーンのにおいを解消するケア方法

デリケートゾーンのにおいの原因を解決するためには、次の方法が効果的です。

 

  • ・デリケートゾーン専用オイルでマッサージをする
  • ・デリケートゾーン専用ソープで優しく洗う
  • ・VIO脱毛をする

 

それでは、それぞれの方法について解説していきます。

 

デリケートゾーン専用オイルでマッサージをする

オイルマッサージを行うことで膣の血流が良くなり膣の潤いもアップします。膣には毛細血管が多く通っているので血流が滞ると代謝の低下に繋がります。においと血流は大きく関係しており、血流が悪くなると、汗や皮脂の質が変化し、嫌なにおいを発してしまいます。

また、血流以外にも、肌の乾燥にも注意が必要です。

膣の潤いは免疫力と大きく関係しています。膣が乾燥していると、自浄作用が弱ま悪玉菌が増殖することで、においが強くなってしまいます。

なんだかにおいが気になる」と感じたときは、デリケートゾーン向けのオイルを使い、マッサージを行ってみましょう。

マッサージは以下の手順に沿って行います。

 

  • ・オイルを適量指先に取る
  • ・オイルを会陰部に伸ばす
  • ・くるくると円を描くようにマッサージ

 

毎日入浴後にマッサージをすることで、血流が良くなるだけではなく、肌へ潤いも与えてくれます。

ケアに使用するオイルを選ぶ際には、おまたのオイル「タントリュクス」のように浸透力(※角質層まで)が高く、保湿性に優れているものがおすすめです。

そして、天然由来成分でアロマ効果の高いものであれば、癒し効果も期待できます。

 

デリケートゾーン専用ソープで優しく洗う

デリケートゾーンのにおいが気になるからと、デリケートゾーンをごしごし洗っていませんか?

デリケートゾーンを強い力で洗ってしまうと、膣にとって必要な常在菌も洗い流してしまい、自浄作用が低下してしまいます。

その結果、膣内環境が乱れ、気になるにおいかゆみが生じ、デリケートゾーンのトラブルに繋がります。

デリケートゾーンのにおいが強い時は、デリケートゾーンの状態が悪化しているサインと捉え、優しくデリケートゾーン専用ソープ優しく洗ってあげましょう。

デリケートゾーンに適したソープを選ぶ際には、肌への負担を軽減するためにも、化学成分が出来るだけ含まれていない天然由来成分でつくられたものを選ぶことをおすすめします。

また、デリケートゾーンを洗う際には、摩擦を避けるためにもボディータオルではなく、しっかり泡立てて優しく手で洗うようにしましょう。

 

VIO脱毛をする

VIO脱毛は見た目を美しく整えるだけではなく、陰毛に汚れが付着することを避けるためにも効果的です。

「デリケートゾーンのケアはしていない」という方の中で、においに悩んでいる方は、1VIO脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。

デリケートゾーンの毛量を減らすこと経血や尿が付着する範囲を少なくするだけではなく、蒸れなども回避できます。

ただし、処理する際には、自分で剃毛してしまうと肌を傷つけてしまうため、クリニックやサロンにて脱毛を行うことをおすすめします。

 

デリケートゾーンのにおい対策としてできること

デリケートゾーンのにおい対策として、日常生活で次のことに心がけてみることをおすすめします。

 

  • ・食生活を改善する
  • ・定期的に運動を行う

 

それぞれについて解説していきます。

食生活を改善する

肉類中心ジャンクフードばかりの乱れた食生活は、栄養素が偏り代謝が悪くなることで血流の悪化に繋がります。

血流が悪くなると、「肌のターンオーバーが正常に働かなくなる」「汗や皮脂の質を変えてしまう」など、においの原因を作り出してしまいます。

食生活が乱れていると自覚がある方は、バランスの良い食生活を心がけてみましょう。

「汗や皮脂の質が変わると、においが強くなることはなんとなくイメージできるけど、肌のターンオーバーとにおいは何が関係あるの?」という方もいるかもしれません。

実は、肌のターンオーバーとにおいは大きく関係しています。菌がたくさん潜んでいる古い角質がデリケートゾーンに残ったままになってしまうと、常在菌のバランスが崩れ嫌なにおいを発してしまいます。

汗や皮脂によるにおいに加え、肌のターンオーバーの乱れが原因となってにおいが発生することを避けるためにも日頃からの食生活はとても大切です。

アルコールや香辛料をふんだんに使用した食べ物、肉類や乳製品を多く摂取することは避け、野菜を中心としたバランスのいい食事を心がけることで、デリケートゾーンの気になるにおいは少なくなることが期待できます。

 

定期的に運動を行う

デリケートゾーンのにおいを改善するためには、カラダを動かすことも効果的です。

運動不足だと自覚がある方は、定期的に運動を行うように心がけましょう。

定期的に運動を行うことは、新陳代謝がアップして全身の血流がよくなります。また、自律神経が整うため、ストレス解消にもなります。

血流が良くなることにより、肌のターンオーバーも正常に働くため、肌細胞の生まれ変わりは活発になり古い角質が残ったままになることはありません。

また、カラダを動かしてしっかり汗をかくことは汗腺の機能が活発になり汗の質が良くなります。従って運動はデリケートゾーンをはじめ気になるにおいのもととなる汗の質に変化をもたらす効果も期待できます。

「最近、ベタベタした汗が出る」という方は、デリケートゾーンにも同様のベタベタしたにおいが強い汗が分泌されている可能性が高いです。デリケートゾーンのにおいを改善するためにも、カラダを動かす習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

デリケートゾーンのにおいは簡単なケアと日頃の心がけで改善できる

デリケートゾーンのにおいは、体臭や汗、皮脂、そして外陰部に残った汚れが原因で起きてしまいます。

体臭を改善するためにはバランスの良い食生活、汗と皮脂の質を改善するためには、カラダを動かす習慣を取り入れることが大切です。

また、デリケートゾーンに適したオイルでマッサージし、全身の血流を良くすることで、汗や皮脂の質を変えるだけではなく、肌のターンオーバーを促進します。そして、肌への負担を軽減するためにも、おまたのオイル「タントリュクス」のように化学成分を一切使用していない天然由来成分でつくられたオイルを使いながら、入浴中にマッサージしてみましょう。

デリケートゾーンをソープで洗う際にも、しっかり泡立ててから手で優しく洗うことを心がけることが大切です。洗浄力の強いソープやゴシゴシ洗いでは、体にとって必要な常在菌まで洗い流してしまいます。膣内環境が低下するとにおいが発生してしまう原因となります。においやかゆみなどのトラブルからデリケートゾーンを守るためにも、優しく洗うことを心がけてくださいね。

監修 薬剤師 中田早苗

デリケートゾーンのお悩み相談室
薬剤師/腸活・膣ケアサポート・ファスティング講師

中田 早苗

薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。

資格

薬剤師
ウエルネスファーマシスト(認定運動支援薬剤師)
ファスティングマイスター
美腸プランナー

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